「視力が良い」「裸眼で毎日過ごすことができる」というのは、とても幸せなこと……。
そう思ってしまうほどに、視力が低下している人は増えています。
文部科学省が2016年に実施した調査では、裸眼視力が「1.0未満」という小学生は31.4%でした。
つまり、小学生の3人に1人の視力が1.0以下になっています。まだ小さな頃から視力の低下が始まってしまった場合、それからの生活でさらに視力が落ちてしまうことがほとんどです。
お子様の視力低下で気になるのが、とくに「視力が悪いと就職できない職業や取れない資格」があることです。
将来に向けて大きな夢を描く子どもたちが、視力の悪さによって”なりたい自分”を諦めてしまうのは悔しいですよね。
今回は、そんな「視力が資格や就職に関わってくる」職種が何か見ていきます。
普通自動車免許
まずは、多くの人が持っている資格、「普通自動車免許」です。
人の命にも関わることもある、車。車を運転するときの視力は自分だけではなく、周りの人にとっても、とても大切です。
自動車免許はメガネやコンタクトレンズによる矯正視力が、基準に達していれば交付されます。
両眼で0.7以上、一眼でそれぞれ0.3以上。
条件付の場合は裸眼で運転することは認められませんが、視力矯正ができていれば、おおむね問題はなさそうです。
原付免許、小型特殊免許
両眼で0.5以上、又は一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上です。中型第一種免許(8トン限定中型)、準中型第一種免許(5トン限定準中型)、普通第一種免許、二輪免許、大型特殊免許、普通仮免許
両眼で0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上、又は一眼の視力が0.3に満たない方、若しくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上です。大型第一種免許、中型第一種免許(限定なし)、準中型第一種免許(限定なし)、けん引免許、第二種免許、大型仮免許、中型仮免許、準中型仮免許
両眼で0.8以上で、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上、さらに、深視力として、三桿(さんかん)法の奥行知覚検査器により3回検査した平均誤差が2センチ以内です。
小型船舶操縦免許
総トン数20トン未満の船舶である、「小型船舶」を操縦するために必要な免許が「操縦免許」です。
有名人が資格を持っている話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
操縦免許には「一級」、「二級」、「特殊」の3区分があります。
視力検査器により両眼共0.5以上あること(眼鏡等使用可)。
一方の眼のみ0.5以上の場合は、視野検査器によりその視野が150度以上あること。
自衛官
人気職業の自衛官は国の安全を守るため、その身体能力についてこまかな規定があります。
緊急時でも高い機動力が必要とされるので、矯正視力のみならず、裸眼視力についても規定があるようです。
有事での動きやすさを求められているのかもしれませんね。
とてもやりがいのある仕事で憧れるお子様も多いはず。きちんと視力ケアを行いましょう。
両側とも裸眼視力が0.6以上、裸眼視力が0.1以上で矯正視力が0.8以上又は裸眼視力が0.1未満であって
矯正視力がプラスマイナス8.0ジオプトリーを超えない範囲の屈折度のレンズによって0.8以上であるもの
防衛省サイト 平成30年度自衛官候補生(男子)募集要項より
警察官/消防官
警察官や消防官も、人々の日々の暮らしを守る、人気の職業です。
どちらも緊急時の対応が必要なため、やはり細かい規定が設けられています。
警察官
裸眼視力が両眼とも0.6以上、又は矯正視力が両眼とも1.0以上であること
警視庁サイトより
消防官
矯正視力を含み、両眼で0.7以上かつ片眼でそれぞれ0.3以上が基準です。眼鏡やコンタクトレンズを使用している状態でこの基準に達していれば問題ありません。
東京消防庁公式サイトより
客室乗務員・パイロット
人気の職業、客室乗務員にも規定が設けられています。
緊急時の対応のほか、お客様へのきめこまやかなケアが求められる職業ですね。
「航空身体検査」という厳しい審査を潜り抜ける必要があり、
企業によってこまかな規約があるようです。外資系の航空会社では、視力のみならず身長の規定も設けられています。
通常は矯正視力が1.0以上であること(コンタクトレンズ使用可)という基準があるようです。
また、人気職種のパイロットも視力については厳しく規定が設けられており、
いまのところ日本では、過去にレーシックを受けている場合には就職できないといいます。
まとめ
裸眼視力が必要な職業は、人の命を預かる仕事や、危険度が高い現場で働く仕事に関わってきます。
これらの仕事は、緊急時の対応が求められるので、裸眼の視力が大切になるというのは、納得ですね。
なりたい職業があって、そこに向かってたくさん勉強・努力できるとしても、視力検査で引っかかってしまうのはとてももったいないことです。
最新の研究によると、太陽の光を浴びることで視力低下を防ぐといった話もでています。
お子様がゲームやYoutubeに夢中になって、電子機器に首ったけ。これからの視力低下が心配……
そんな方は、一度普段の過ごしかたについてお話されてみてはいかがでしょうか。
お手伝いの数を増やす、休日は公園で過ごす、こんな少しのケアで視力低下を抑えられるかもしれません。
毎日勉強に忙しいお子様の視力ケアはご家族のケアも大切です。
眼の疲れを訴えるような場合は早めの疲れ眼ケアを行いましょう。
愛知県岡崎市で開院している岡崎整体院では、6つのポイントで大切な「眼」をサポート。
多くの人が悩みを抱える「視力回復」に特化した安心の徹底個別カウンセリングでお客様、一人ひとりの状態をていねいに見ていきます。
アイマスクを使った、眼の周りの筋肉のトレーニング・眼球トレーニングのほか、がちがちになった眼の周りの筋肉をリラックスさせるツボなどを通して、視力低下の悩みにアプローチ。
気になるお子様の視力低下についても生活習慣からアドバイス。
視力検査でひっかかった、最近ものが見えづらくて気になる……といった、普段の生活の中での「眼」に関するご相談なども可能です。お気軽にご相談ください。
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