あなたは、「極度の近視」が失明の原因になる、ということを知っていますか?
日本で、「失明の原因」となる項目の第4番目にあげられているのが「極度の近視」。
メールのやりとりだけではなく、SNSや、ゲームや、動画サイトなど、仕事や勉強、プライベートでもパソコンの画面を見続けなくてならない毎日。裸眼で生活できている人は多くありません。
それどころか、眼精疲労でますます視力が悪化していく……。そんな状況にいる方も、決して少なくはないはずです。
そんななか、視力の低下を抑えることができるかもしれない、という研究結果が2017年に発表されました。
目次
視力の低下を防ぐ!?「バイオレットライト」
その方法とは「太陽の光を浴びる」こと。
「眼の日光浴」は子どもの視力の低下を防ぐのを助けるという研究結果が発表されていましたが、さらに、太陽の光に含まれる「バイオレットライト」が、近視の進行を抑える効果があるという説も出てきました。
この「バイオレットライト」について研究を進めているのは、慶應義塾大学医学部眼科学教室です。
2017年の11月に発表されたプレスリリースによると、子どもだけではなく、「成人の強度近視患者に会しても、眼軸長伸長を抑制する可能性があることを見出しました」という内容が書かれています。
年齢に関わらず、近眼に悩む人も「バイオレットライト」で視力の低下が抑えられる可能性があるようです。
バイオレットライトって?
そもそも、「バイオレットライト」とは何でしょうか。
可視光、いわゆる「光」の中でも、ブルーライト以上に、もっとも紫外線に近い、360~400ナノメートルの波長の光のことを指します。
この「バイオレットライト」にスポットが当たるようになったのは、重い近視の症状をもつ患者への治療がきっかけでした。
水晶体のかわりに、眼の中にレンズを入れるという治療を行っていたときに、人によって視力が落ちていく速度が異なることが分かりました。
さらに調べてみると、その違いは、バイオレットライトを通すレンズをつけているか、どうかというところにあったのです。
また、これとは別に行った実験でも、バイオレットライトを浴びたヒヨコは、近視の進行を抑える遺伝子の数値が上昇しているという結果が見られています。
これらの結果から、バイオレットライトは、視力の低下に対して働きかけるのではないかと考えられるようになったのです。
では、そんな「バイオレットライト」を、いったいどうやって取り入れていけばよいのでしょうか。
1日2時間の「外出」でバイオレットライトを吸収!視力をキープ!
バイオレットライトを吸収するための方法は、太陽の光を浴びることです。
バイオレットライトは、日常生活で使うLEDライトなどにもほぼ含まれていないことが分かっています。そのため、積極的に外に出ることがとても大切です。
バイオレットライトの浴び方
バイオレットライトを浴びるためには、1日のうち、2時間ほどの外出がよいといわれています。
また、外出しない、できない場合には、室内で窓を開けて日の光を入れることが必要です。
毎日2時間外で過ごすということは簡単ではありませんが、毎日の通勤や、通学に一駅歩く、休憩時間に外の空気を吸いにいく、というように細切れでも構わないので、日の光を浴びる方法を探してみましょう。
バイオレットライトを浴びるときの注意
また、バイオレットライトは、ガラスやメガネのUV加工によってカットされてしまいます。屋内・屋外どちらにいる場合でも眼に光を届けるためには、メガネを外して裸眼で過ごすのが良いでしょう。
バイオレットライトを通すメガネがある!?
とはいっても、視力がすでに悪く、裸眼で過ごすのには不安だ、と思う方もおおいでしょう。そんな方には「バイオレットライト」を通すメガネがおすすめです。
この「バイオレットライト」の持つ力は、大手メガネメーカーからも注目されてきました。
ブルーライトをカットするメガネはすでに多くの人に使われ、浸透していますが、バイオレットライトを通すメガネも開発されてきました。
このメガネは、最先端の高度な技術を使って作られているので、眼に有害な紫外線やブルーライトをカットしながらも、バイオレットライトを透過するように作られています。
すでに流通も始まっており、通常の価格帯よりも少し割高にもかかわらず、売れ行きは好調のようです。
視力ケアのためにも、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
愛知県岡崎市で開院している岡崎整体院では、6つのポイントで大切な「眼」をサポート。多くの人が悩みを抱える「視力回復」に特化した安心の徹底個別カウンセリングでお客様、一人ひとりの状態をていねいに見ていきます。それぞれの生活スタイルもふまえながら、毎日取り入れやすいトレーニングや、最新の情報もお伝えして、視力低下の悩みにアプローチしていきます。
視力を回復したい、眼の疲れを取りたいという悩みに対しても、無料相談をしていますのでお気軽にご相談ください。
参考文献・サイト
・日本近視学会サイト
・慶應義塾大学医学部 プレスリリース
「バイオレットライトが成人の強度近視患者に対しても近視進行を抑制する可能性を発見-強度近視による失明予防に一歩前進か-」2017年11月22日
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